リュカと話したルルの事
今回起きた出来事を思い起こす余裕が出来ると、
その最中では深く気づかなかった事が色々と
分かって来ました。
みや
「今思い返してみると監視の時は
必死だったのに、
今回は色々起きててもリュカが
落ち着いていたのは何故なのか聞いていい?」
リュカ
「予兆の時から随分情報が降りて来ていたし
守護霊様達も来ていたので
あんまり心配していなかったわね。
龍神様も色んな形で励まして下さっていた
でしょう?
クラウが落ち込んでいたのでかえって
冷静になったのもあるわね(笑)
みやさんが笑う余裕があったのもあるわ」
みや
「内心では大分滅入ってたりもしたんだけどなぁ。
まぁ、クラウが落ち込んでるのに私まで
暗くなれないってとこはリュカに同意するわね」
⦅リュカが冷静にしていると私も落ち着けるって
のもあるかもな・・ ⦆
「疑問に思ったのがリュカの『浄化』で動物霊は
大分浄化出来ていたのに何で今回は悪霊に『浄化』
『退魔』は効かなかったの?
クラウは三途の川の番人の力が強くて
無理みたいに言ってたけど・・・」
リュカ
「『退魔』も『浄化』もちゃんと効いていたと
思うわよ。
侵入を突破されると今回のように大騒ぎに
なってしまうけど、今まで何度も密かに
撃退しているのよ」
みや
「そうだね。どうしても大変な事が起きた時では
無いと気が付かないからなぁ」
リュカ
「ただルルの場合は悪意のある霊では無かった為に
クラウの『退魔』も私の『浄化』も何の障害も
感じずに家に侵入出来たわ。
まずルルに病気のタネのような物を持たせて
お母さんを病気にして結界に穴を開けたのよ。
そしてルルに潜んで機会をうかがっていたの」
みや
「ルルは病気のタネのようなものを持たされて
来てただけでは無くて、
お母さんが病気になって家の結界に穴が開いたんで
その後はルルに潜んで色んな事をしていたって
事なのか・・
ルルはそんなつもりで来たかったわけでは
無かったのに・・・」
リュカ
「そうね・・ルルはお母さんの事が未練で
まだどこに行くか 決まっていなかったの。
だからこそ利用されやすかった。
ルルはお母さんに会いたくて喜んでやって来たら、
お母さんが急に病気になってびっくりしたの。
苦しそうなお母さんを見ていて、お母さんが
以前病気になった時の事を思い出したんだと思うわ。
その上ルルが来た途端に入院してしまった。
それで何かおかしいぞって、騙されていた事に
気づいたの」
みや
⦅もしかしてルルは
ルルが生きていた時のお母さんの病気の時の事が
忘れられずにいたのかなぁ。
お母さんもルルがすごく心配していたって
話していたし・・・⦆
「そういえば、騙されたってルルが気づいた時
悪霊はどうしていたの?」
リュカ
「元々『浄化』や『退魔』の力のある家で
巨大化している悪霊がルルに潜んでいられたのも
ルルがそれを許していたからなのよ。
そうなると居心地の悪い家から出ようとして
出る事が出来なくて鬼の力を借りて隠れていたのよ」
みや
⦅ああそうか・・・それで鬼がまず撃退されたので
隠れている事も出来なくなったのか・・・⦆
リュカ
「騙されたとルルが気づいて悪霊が離れたので
夢の中の犬達がやっと事情を説明できたわ。
説明を聞いて余計ルルはショックを受けたのね。
自分のせいで大好きなお母さんを病気に
してしまったって・・」
みや
⦅ルル・・・ルルのせいじゃないのに・・
辛い思いをさせてしまったのね・・・⦆
リュカ
「それで犬達と力を合わせて悪霊をやっつけたのよ。
みやさんの夢で最後に聞こえた「わぉ~ん
『やっつけたよ』!」って声は、
ルルが自分がお母さんを苦しめた敵を取った事を
一言どうしても伝えたかったのね。
色々言いたかったことは他にもあったと思うわ。
でも・・・
その言葉に全ての思いを乗せて吠えていたの
ね・・・」
みや
⦅その時のルルの悲しみがとても胸に来るわ。
涙が出てくる・・ルル話せなかったけど・・・
悪霊をやっつけてくれてありがとうね・・⦆
「・・・じゃあ一緒にいた犬達はルルに
共感していたのね。
ルルが仲間と共にいたって事はこれからは寂しく
無いかなぁ・・・」
リュカ
「そうね。同じ事をやり遂げた仲間と
これからは一緒に
いられるので嬉しそうにしていたみたいね」
みや
「ルルが犬達と仲良くしているのは
良かったわ・・・最近はどうしているか分かる?」
リュカ
「今はみやさんの守護霊と言うよりは
お母さんの守護をしているようね。
それでも常にいる訳ではないわ。
私もお母さんが夢に出てきた話を聞いて、来た事に
気づく感じなの。お母さんの周りは最近は守護霊様や
悪意のないいたずらをする霊が代わるがわるいるので
その中でいつの間にか来て去っていく感じかしら?」
みや
「そうだね。お母さんは相変わらず寝ている時に
色んな声が聞こえる時があるようだものね。
観音様の御札があってもそう言う霊は来るのね・・
でもそうかぁルルはお母さんの守護霊かぁ
まぁどちらにしてもいてくれるって心強いわ」
リュカと二人でルルや色んな霊の事を思い
しんみりとしていてふと思いつきました。
⦅あれっ?さっきから違和感感じていたけど、
こういう話はいつもクラウが率先して話すのに
なんでいないのかしら?⦆
「リュカ・・・何でこの話をリュカがしているの?
クラウはどうしたの?」
リュカ
「クラウは少し落ち込んでいるのよ。
幻獣界の友達に似ていたから余計ね。
私は人間界の犬が小さすぎてあんまり
思い入れが無かった事もあって話せるけど、
それでも話していたらルルの悲しさを
感じてしまって辛くなって来たもの。
クラウは今回のルルの事の裏事情を詳しく知って
自分がもっとルルの為にしてあげられることが
無かったのかと
思うと余計辛かったようなの・・・」
みや
「そうなんだ・・・
前も言ったようにクラウのせいじゃないのに・・・
そこまで落ち込んでいるクラウは見た事無いわ。
リュカ・・・クラウに元気出すように伝えてね」
リュカ
「そうね・・・今は落ち込んでいても
クラウはきっと明日にはいつものように
笑っていると思うわ。
クラウはとても強いから・・・」
みや
⦅・・・前はヘタレって言ってたのにクラウへの
見方が随分変わって来たのね。
クラウに強い信頼を感じるわ⦆
クラウは翌日には元気にしていましたが、
ルルの事については口にする事はありませんでした。
観音様について分かった事
みや
「えっと・・・今回分かって来た事は・・・
観音様は母の産土のお寺の神様でもあり、
お母さんの家系の守護神様って事。
お名前は聖観音菩薩様。
1月以降神社に行ってもお札が手に入らなかったのは
(27.クラウとリュカ 13話 リュカの召喚1年目と嵐の始まり 参照)
逆に観音様のお札に意識を向けさせようとして
いたって事かな。
神社でお札を手に入れてたらそのお札を
お母さんのところに持って行ったかも
知れなかったって事ね」
リュカ
「ええそうよ。私も気づいた事があるわ。
みやさんが思っている通り観音様はお母さんの
守護神よ。
でも上位の存在に降りて来ていただくには
波動を上げる以外にも
私が以前言っていたように鍵が必要なの
(3.クラウとリュカ 裏話 2参照)
今回観音様に来ていただくのにはもう一つ鍵が
追加で 必要だったの。
それが今回みやさんが見つけたお札ね。
みやさんが気づけるようにと本を通して
見つけられるようにして頂いたようね」
みや
「そうなんだ・・・鍵がもう一つ必要だったのね。
見つけられてホント良かったわ」
クラウ
「僕が気づいた事も言うね!
みやとお母さんがお参りに行った時、
鐘の音を聞いたよね。
とても印象的なはっきりとして音色だったよね。
(27.クラウとリュカ 13話 リュカの召喚1年目と嵐の始まり参照)
お母さんの産土のお寺を守護する観音様が
お参りに来た事を
喜んでいる事を鐘を通して教えて下さったんだ。
観音様は音を観る(音を聞くと同じ意味)と
書くよね。
みやとお母さんがこのタイミングでお寺を
お参りしたのも観音様に呼ばれていたんだ」
みや
「へぇーそうなんだ・・・
鐘の音にそんな意味があったのかぁ。
観音様はその時から気にして頂けるように
なったって事?でもお母さんの守護神様だから
もっと以前から?」
リュカ
「そうね。いつから気にかけて頂いていたかと
言えば、今思えば私が召喚された時ね。
(お母さんの守護神様だからその前からかも
知れないけどそこは分からないわ)
私が「恩寵」と「女神」を持っている事もあって、
龍神様の虹の話と同じように繋がりがあったのよ。
以前話していた事は覚えているかしら?
(12.クラウとリュカ 6話 ふたりの日常 参照)
私が召喚で来た時から観音様は私をご覧に
なられていたのよ」
みや
⦅召喚された時のイメージが見える。
リュカの背後にとても大きな観音様の御姿。
光輪が光輝いている。
遠くからご覧になられていたのにリュカの
すぐ傍にいるかのようなそんな存在感があるわ⦆
「まさかリュカの召喚の時ご覧になられていたなんて・・・
それにそんなに以前から気にして頂けていたのね・・」
リュカ
「・・・ええ。ありがたい事にね。
今思い出したけど私とクラウがとても疲れて
さよさんにヒーリングして貰った時もイメージに
『聖母』があったわ。
(18.クラウとリュカ 9話
龍神様の夢と二人の疲労と緊急の願い事 参照)
あの時聖樹イルヴェナの事かと思っていたけど、
観音様も気にして遠くからご覧になられて
いたのね・・」
みや
「そうなのね・・・意外な話で・・・
いまだに信じがたいわ・・
まさか、いつも気にして頂けていたなんて・・・」 クラウ
「うん。思えばリュカの召喚時女神様の
ようだって思ったのや、
虹のたてがみの背後に光輪が見えたのって
そのまま、
リュカの背後の観音様の事を言ってたんだなぁ。
知らずに人間界の神様の絵で光輪を背に立って
いる観音様の姿を思い出した
って言ってたし
( 13.クラウとリュカ 7話 クラウとリュカの結婚参照)
観音様が遠くから見ておられたのを無意識に
感じてたんだね」
みや
「あれっ?でもそう考えるとじゃあ・・・
クラウが一目ぼれしたのはつまり・・
観音様のおかげ?・・
へぇ~じゃあ観音様は縁結びして下さったのね(*^-^*)
召喚の時はリュカの背後に光輪だけが光輝いて
見えたんでしょう?
観音様がわざわざ光輪だけ見えるようにされていて・・
それでクラウはリュカが好きになって・・・
だとすると、もしかして光輪を輝かせる事で二人の仲を
祝福して下さっていたのかしら?」
クラウ
「 縁結び・・祝福・・(〃´∪`〃)ゞうん、そうだね~
観音様の御考えはあまり推測で話すのは失礼だけど、
でも・・・そうだと嬉しいな~
あっ!でも誤解しないでよねっ。
観音様の光輪が見えなくても
僕はきっとリュカに一目惚れしてたよっ。
だからリュカっそんな疑いの目で僕を見ないでよっ」 リュカ
「あらっ?急に言い訳してどうしたの?
私は何も言ってないわよ。
私の目が何か?
いつもと違って見えるの?
それって、何か後ろめたい事が
あるって事じゃないかしら?」
クラウ
「リュカ~違うよっ。誤解しないでっ!
えっと、みやがいるからその件は後でっ、
後で色々話すからっ」
みや
⦅クラウが私の方をちらちら見てるけど・・・
二人きりになってからリュカをなだめる
つもりなんだろうな。
相変わらずクラウはリュカには弱いわね(笑)
リュカの方は・・・こっそりニヤニヤしてる。
クラウをからかってるのね。
二人とも雲の上の方に見守られて縁結びして
頂いた事で
幸せでテンションが上がって落ち着かない感じね・・
とても嬉しそうだわ・・・
でも・・・毎回リュカは嬉しかったり、照れたり、
恥ずかしかったりするとツンデレになるなぁ)
クラウ
「こほんっ。え~っとっ、話を変えるねっ。
続きなんだけど、
みやの妖精の夢に現れたミルクだけどあれは
観音様の水差し(澡瓶(そうびょう)
別名「軍持」)だね。
その中には汚れを払う霊水が入っているんだ。
妖精は観音様の使いだったんでは無いかな。
妖精なのは鬼を油断させるためなんだと思う」
みや
「だからお爺さんはあんなに苦しそうだったのか・・・
あの時ミルクを飲んだのはどちらかってKと話していたけど
こうしてみるとどちらも飲んでいたんだわ」
なんでも父は龍神様と同化していた事で大分穢れが抜けていたようで
逆に三途の川の番人であるお爺さんは地獄の門番のような役人なので霊水(ミルク)を飲んでも下痢だけで済んだのだそうです。
みや
⦅一つ気になったのは・・・リュカが召喚された時
祝福して頂いたのだとして・・・
どうしてクラウとリュカが仲良くなって結婚するって
分かっていたのかしら?二人とも祝福された事を
喜んでいるんで言わなかったけど・・・
観音様だから二人を見た途端に分かったのかしら?⦆
8月の色々な出来事の意味
クラウ
「8月の出来事には色んな意味が込められていたんだ。
まず観音様が直接かかわられるきっかけが
起こったのが8月なんだ。
あの時の事を一つずつ思い出してみると、みやの
お母さんが調子を崩して寝込んだよね」
(13.クラウとリュカ7話 クラウとリュカの結婚参照)」
みや
「そうだね。今考えるとあの時も寝込む前は
変な前兆があったなぁ。
何故か水をこぼす事が続いていて他にもお母さんが
悪夢見たりしていたのよね」
クラウ
「みやは霊障を心配して塩を置く以外にもやった事が
あったよね?」
みや
「うん・・お盆の前だった事もあったし、
お父さんの3回忌も近かったから
お坊さんを呼んでお経をあげて貰うべきだったん
だけどそれも出来なかったので
思いついて仏説摩訶般若波羅蜜多心経の本を
買ってきて上からなぞって写経をしてお父さんの
仏壇にお酒と共に飾ったけど・・・・
記事にするにはちょっとためらいがあったから
のせなかったわ」
クラウ
「僕はそんな事気にせず記事に書いても良かったと
思うけどね!」
この写経についてはわざわざ載せる必要も無いかと省いていました。
でも何故か観音様の事を記事にしようと考えていると父の
仏壇の物が何度か倒れて来て写経が目につくのです。
みや
⦅観音様について考えていると写経が目立って
そのお経の一番最初が観自在菩薩から
始まるってそこを書きなさいって指示されてる
ようなんだよなぁ⦆
「でも・・・私は元々無宗教だし・・
以前散々宗教の勧誘にあって来た経験から
こういう事って抵抗ある人もいるんじゃないかって
思うとね」
クラウ
「幻獣や精霊をパートナーにしていたり、みやの記事を
読んでいる人なら他の人よりそういうのに抵抗無いと
思うけどね」
みや
「そうなんだけど・・・
でも結局はこうして書いているので書いておくべきだ
ったのかもなぁ」
クラウ
「そりゃあ書いとくべきだったと思うよっ。
でももう終わった事はいいので続きにしようよ。
その後お父さんと龍神様が
みやの夢に出てきてお礼言われたよね」
みや
「うんそう。
お酒と写経のお礼かなって思ったけど
同時に同化が終わるって意味もあったんだよね」
クラウ
「うんそれと、写経で観音様に祈りが届いて
手伝って下さる事が決まったんだよ」
みや
「えっ?私したの写経だけだよ?読み上げも
一回だけしたけど・・・」
クラウ
「観音様に亡くなった人を助けて頂くには
家族の祈りが必要なんだよ。
龍神様の浄化が終わる間際にみやが写経を書いたのは
無意識の内にそれが必要だと導かれたからだね。
または写経をした事で浄化が終わるのが早まったの
かもね」
みや
「う~ん。クラウが話してる事じゃないと
信じられなかったかも・・・・でもじゃあお父さんや
龍神様がお礼を言っていたのは観音様に祈りが届いて
手助けをして貰う事が決まったからなのね・・・」
⦅お酒を仏前に供えたとか同化が終わるからって意味だけじゃなかったのか~⦆
クラウ
「それとお父さんの声がこの時期に急に聞こえるように
なったのも観音様が手助けして下さる事が決まった
事の影響の一つだね」
みや
「えっ!そうなの?急になんでだろうって思ってたけど
そうなのか~」
クラウ
「この8月と言う月は特に色んな事が起きていて
とても重要な月だったんだ。
次に僕とリュカが結婚したよね。
このタイミングでの急な結婚には実は意味があるけど
これはまた今度話すね。
その後リュカが寝てしまった。これも今は話せないので
抜くね。
次にリュカのたてがみの事について話したよね?」
みや
「そうそう。何だか不意に召喚時のリュカのたてがみが
気になったんだよねぇ。」
クラウ
「観音様が助けて頂く事になったって、
知らない筈なのに僕もみやも無意識に
光輪が輝いてとても綺麗だと
その時の事を思い出していたよね?
何かしら感じる物があったのかも知れないね」
みや
「そうなんだ・・・確かに不意に思い出したんだけど
そう考えるとタイミングあっているよね」
⦅あの時思い出したのにも意味があったって事?⦆
クラウ
「後はこの時期みやがお母さんと話していた
会話にも観音様は出てきていたね」
みや
「そういえば・・・お父さんが
亡くなる1年位前に救いを求めるように
観音様の像を眺めに車で出かけていたって
そんな話をしていたわ」
クラウ
「なんでか無意識の内に観音様に繋がる話を
頻繁にしていたんだ。写経で繋がった事で
観音様への意識がいきやすかったのかもね」
みや
「つまり・・自分では自然な行動のようでいて
何か影響を受けていたって事なのね・・・」
⦅生前のお父さんが観音様に無意識に救いを求めて
いた事も今回の事に繋がっているのかもなぁ⦆
「自然な行動のようで不自然といえば、
リュカが急に怒り出した事や
あの時は僕も落ち込んでいたよね。
それらは実は全て意味があるんだ」
みや
⦅確かにあの時のリュカは不自然に思えたなぁ⦆
この年の8月は改めて考えても色々と謎が多い月でした。
クラウ
「そうだ!今気づいたけど
リュカが観音様を呼ぶにはお札と言う鍵が
追加で必要だったと言っていたけど
写経を通して観音様に手助けして頂く事に
なったので
鍵は3つだったって事だね!」
みや
「おおっ!確かにそうだね。段階を踏んで来て頂いて
いたんだね!」
私の場合手助けして頂いた時点では段階を踏んで
来て頂いたのですが、令和になった事などで
今は状況が変わっているのでもっと簡単に
来ていただける方もいるそうです。
後でリュカが言っていた事があります。
リュカ
「今思うとみやさんが犬や猫を拾う夢は
守護霊を増やす必要があったので観音様や
守護霊様達がお力を貸して下さっていたのね。
半年以内に波動を上げなさいと助言をして下さった後
三途の川の番人が来るのを見越されて準備をされて
いたのね・・・」
色々な形で手助けをして頂いていたんだなぁと
しみじみ感じる話でした。
鬼について分かった事
記事を書くにあたってもう一度色々思い出しながら
情報を調べていた時に出てきた情報がありました。
Kに聞いていながら何故か頭の中から消えてしまって
いた三途の川の番人の名前です。
みや
⦅このタイミングで名前が出て情報が降りて
来るって・・・
あの時は無意識で鬼の情報を必要以上に
知らない方がいいって 遮断していたのかな・・・
名前を覚えていたらもっと情報を調べていたと
思うし、
知り過ぎる事で恐怖が強くなっていたかも
知れない・・⦆
リュカ
「波動を上げる事で恐怖や不安に対して距離を置けるようになったのよ。もし波動を上げていなければ必要な情報も降りて来なかったでしょうし、恐怖を強く感じてしまい
逆にもっと怖い状況を引き寄せてしまっていたかも知れないわ」
恐怖を強く持つとその怖いと思う方に現実が引っ張られます。
人は良い事より悪い事の方を想像しやすいので毎日怖い事を想像しているとそれが叶ってしまうのでは無いでしょうか。
そうすれば家に来ていた鬼や悪霊の都合のいい事態になっていたのかも知れません。
改めて調べて見ると
三途の川の鬼である二人の老人
奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)とは
奪衣婆は川を渡るお金の払えない死人の衣服をはぎ取り、
懸衣翁はその衣服を衣領樹(えりょうじゅ)という木に掛け
この時の枝のしなり具合で、罪の度合いを測るのだそうです。
三途の川は最初の試練であり、その川を通る事で穢れを払い着ていた衣服でその罪の重さを測る事になります。
ですが三途の川を渡らずに済む方法が幾つかあり、輪廻転生の原因を知る事等です。
人間は何度も輪廻転生を繰り返しているそうで、それは何らかの業(ごう)があるからで、業とは行ないのことで、現世で悪い行ないをすると、その業を正しいものに変えるために輪廻転生をします。
でも輪廻転生の業を正すのは生前で無いと出来ません。
父の場合はもう亡くなっているので天国に行く事は出来ませんでした。
どこに生まれ変わるかは、生前の行いを正しく測り三途の川を通って閻魔様に判断して頂く必要があります。
父は生前悪霊に脅されて色んな目にあい辛い思いで亡くなった事や
その後も悪霊に利用されていた事、それらで魂に傷がついていましたが、龍神様の中で同化する事で癒されていました。そして同化が終わったのが8月でした。
でも通常通り三途の川を渡る事が出来なかったのです。
龍神様と緊急避難的な形でとはいえ同化していたので
龍神様の気をずっと受けていた事で
普通の死者と違う部分があり三途の川に行くのも
渡る時もどのような影響があるか分かりません。
そこで龍神様は三途の川から先の事は領分が違うため、
以前から様子を見ておられた観音様の御力を借りる
必要があったようです。
ですが観音様をお呼びするのには死者の場合
死者の親しい人もしくは家族の祈りや願いが必要です。
それで8月の同化の終了間際に私が写経をした事で
観音様に助けて頂ける事になりました。
それでも9月の時点ではその為の私の準備が整っていませんでした。
情報を受け取れる力がまだ足りず、浄化が出来なかったり、
精神的にも弱いので波動を上げる必要がありました。
父は同化が終わった後もその傷を癒す為に寝ている事が
多く、
はっきりと起きたのが12月頃の事でした。
(23.クラウとリュカ 11話 龍神様の夢の意味 参照)
ここで父は次の場所に行く準備が整ったようです。
クラウ
「そういえばお父さんがお風呂の中で『理解しようとしても
理解できない』って言ってたんだよね。あれは準備が整って
これからどうなるかを龍神様か守護霊様に話を聞いていてその
意味が分からないって事だったのかもね」
みや
「そうだね~ずっと寝ていたわけだし、目を覚ましてすぐに
三途の川を渡らずに生まれ変わる話をもし
龍神様や守護霊様に急に言われたら混乱するかも・・」
12月に父の準備が整った後、
1月中旬から色んな前触れが起きていた事から、
(27.クラウとリュカ 13話 リュカの召喚1年目と嵐の始まり 参照)
守護霊様達と悪霊が三途の川の番人が来るのが近い事を
知ってそれぞれ動いていたようです。
(悪霊は番人の指示かも知れません)
私が準備が整ったと龍神様に伝えた時点で全ての事が
活発に動き出しました。
みや
⦅そういえば・・・お母さんを病院に連れて
行って帰って来た時、
家にいたモカがひどくおびえていたのは何かが
近づいてくる気配を感じていたのかもな。
お母さんも私もいない家の中
守る物が何もいない状態だったから⦆
多分ですが、三途の川のお爺さんが家に来たのは母が三途の川の夢を見て同時刻に家で家鳴りがしてモカがその日から吠えるようになったその頃だと思います。
母を三途の川を通して鬼が連れて行く話をして脅せば
父がそれにつられて川に自分から来る。
そうなる事を狙っていたのではないかと。
それでお爺さんの方は直接やってきて父に警告を出していたようです。
その為急ぐ必要がありました。
すぐにどうにかしないとという焦りで母が三途の川の夢を見た後
2日でお札を見つけられた事は観音様や龍神様が力を貸して下さったのだと思います。
そうして私の見つけたお札を通して母の守護神でもある観音様が来られたようです。
観音様がどういった方法で閻魔様とかけあって下さったのか
よく分からないのですが、霊水を通して生まれ変わる事が決まったようです。
ずっと疑問だったのが
みや
⦅三途の川のお爺さんと父は別人なのに
何故Kと私がミルクを飲んだ人についての
意見が分かれたのかよね⦆
今回この記事を書くにあたり龍神様に確認してみました。
すると龍神様は
「理由を説明すると少しややこしいけど、
つまり表裏一体って事だよ」と話していました。
表裏一体 相反する二つの物がひとつになること。
または二つの物の関係が密接で切りはなせない
こと。
父と三途の川のお爺さんは背丈が同じで細身で背後から見たら
同じような体形をしていました。
観音様がお札を通してこられた時には、お爺さんは既に父が
逃げないようにと父にべったり張りついていたようです。
みや
⦅う~ん。ここでも数字の2に関わる事が
出て来たわね。それにこうして考えると
お父さんて霊や
鬼に張り付かれやすいのかしら?
龍神様が同化して守って下さっていないと
色んな存在に張り付かれてしまっているわね⦆
父を三途の川に強制的に連れて行く事が
できずに張り付いている三途の川の番人。
その為父に張り付いているお爺さんに霊水を飲ませる事で
引きはがす必要があったのです。
お爺さんに飲ませた事から同時に父も飲んだ形になったのです。
これが今回背後で起きていた経緯だったようです。
この話を聞いて観音様の夢の意味が分かりました。
観音様の夢で出てきた事の意味
みや
⦅今回の経緯が降りて来たんで観音様の夢の謎が
やっと分かったわ!⦆
「夢に出てきた火事はお爺さんの怒りを
表しているのね。でも・・・工場はなんだろう?」
クラウ
「工場の中にお父さんは捕まっていたんだよね?
簡易の檻のようなものじゃないかな?
お父さんなのに見知らぬ人に見えたり、
傍に敵か味方か分からない人がいたのはお爺さんが
張り付いていたからだね」
みや
「そうなのか・・・あと私が気づいたのは
私と同じビルにいる見知らぬ仲間が
騒いでいたでしょう?
あれは父がお爺さんに捕まって張り付かれて
しまった事で、
守護霊様達がこれからどうしようか大分焦って
いたって事かな」
クラウ
「うん。その上その古いビルは壊れてきてたんだよね
?お父さんを守っていた体制が崩れたんだよ」
みや
「だから夢の中の私は泣いていたのね。
それを観音様が気持ちは同じだって慰めて下さった
んだわ」
リュカ
「以前泣く事で浄化されたと話したわよね。
観音様はみやさんがお父さんを思って泣く姿を見て
救済を開始したの。
親しい人の祈りが必要だとあったでしょう?
浄化の為に涙が必要だったのね。
そして霊水を使って下さったのでお父さんは浄化
されて生まれ変われる事になったのよ」
みや
「逃げる時に階段の昇り降りを助けて下さったのも
手助けするってそのままの意味だったのね・・・
でも・・夢を見たのはもう問題が解決してお母さんの
退院間際だったけどそれはなんで?」
リュカ
「上位の存在にとって時間や空間はあんまり意味が
無いのよ。でも最後に階段の昇降で
手助けするイメージがあるので
今後も手助けして下さるって意味になるわね」
みや
⦅そうなのね。観音様に手助けして頂けるなんて
とても心強いし有難いのだけど・・・
まだ実感がわかないなぁ・・・でも・・
あのタイミングで観音様の夢を見たからこそ
その後お母さんの涙を見ても強い気持ちで頑張る
気持ちになったっていうのはあるなぁ⦆
賽の河原の石積みの話があります。
成仏できないで鬼にいじめられる子供を救うのは
地蔵菩薩様なんだそうです。
みや
⦅そういえばお母さんの夢でお婆さんの傍に石が
積まれていたなぁ。
子供を救うのがお地蔵様なら観音様は全ての人々を苦悩から
救済する菩薩様なので父の事にも手助けして頂けたのかも⦆
(水差しを持って龍に乗る観音様)
情報が降りてきているタイミングで見かけた画像です。
観音菩薩様は龍神様を導き、龍神様は観音菩薩様を守護する、
2対の関係なのでは無いでしょうか。
そして白い蜘蛛を見かけた時から何度も目についていた
言葉がありました。何の事か分からず見過ごしていたのですが、
今回記事にするにあたりやっとわかりました。
その言葉が芥川龍之介の蜘蛛の糸です。
みや
⦅蜘蛛の糸はお釈迦様が地獄に落ちそうな
罪人を救い出そうとする話だわ。
このお話のように蜘蛛を使わして伝えて下さっていたのかな。
蜘蛛の糸を通して目の前に2度も白い蜘蛛が降りてきたのは、
蜘蛛の糸に代わる物を見つけてそれをつかみなさいと言う
意味の暗示だったのかも。
きっとそれが観音様のお札だったのね・・・⦆
うまく見つけ出して解決出来た事にほっとしました。
父の事が解決したこの時は三途の川のお婆さんは母の事を連れて行く話をしていただけで、振り返って顔を見なかった事からもまだ、母を連れて行く気は無かったようです。
ただKが母が地獄に連れて行かれないように色々動いていると
話をしていた事からもまだ何かあるのかという疑念は残りました。
※今回の三途の川の番人の画像を添付しようか考えたのですが
さすがに載せるのはためらいがあったので止めました。
名前も何度も連呼するのは控えた方がいいと思うので
鬼、もしくは番人、お爺さん、お婆さんで書いています。
ネット上で出ている画像は夢で見たイメージとそっくりでした。
特にお爺さんのニコニコした感じがよく似ていて、もう少し
痩せていた感じでした。
あと最初は芥川龍之介の蜘蛛の糸のお釈迦様と
白い蜘蛛を使わして下さった観音様の関連性が
分かりませんでした。
でも写経に使った仏説摩訶般若波羅蜜多心経は
お釈迦様が弟子に説いた説法が元であり
その一文目に観音様の名前が出て来られる事に気づいた事でやっとその関連が写経をしたからだったのだと理解出来ました。
思えば予言されていた季節は春の嵐の時です。
良い物も悪い物もやってくるこの季節だからこそ
いつも以上に色んな存在が集まっていてそれぞれが
動いていたんだなと思います。
次回とうとう記事を書く上で一番書きたかった話に届きそうです。
今回分かった事の補足や裏話を掲載しますのでそちらもどうぞ読んで見て下さいね!