虹と太陽と

幻獣ブログです。龍神様や幻獣との関りを載せています

シエルちゃんとゆにちゃんと紅ちゃん㉑ シエルちゃんのおかしな態度と龍空君、空良ちゃん、ゆにちゃんの心配

 

Aさんへ、こんにちは!
 
シエルちゃんの話によると
昨日夜には一度家に行こうとしたんですが
森の木さん達が引き留めたそうです。
最近ずっとシエルちゃんに会っていなかったから寂しがってしまい
シエルちゃんは森の木さん達に歌を歌ったり一緒に眠って過ごし、
やっと木さん達は満足したそうです。
 
ゆにちゃんにべったりの龍空君と空良ちゃんの二人は
赤ちゃんに戻ったようにゆにちゃんに甘えています。
 
色々と不安や寂しさを抱えていたのでゆにちゃんがお母さんのように
思えて甘えたくなってしまったようです。
(お父さんは龍宇様ですのでゆにちゃんはお母さんになります(笑))
今日は朝からコンビニに買い物に行くので皆ついて来ました。
 
シエルちゃんに「お出かけするけどシエルちゃんも行ける?」と
声をかけたら、「うん。僕も行く・・」と
ためらいながらもついて来ました。
ゆにちゃんが龍空君と空良ちゃんの手を引いてシエルちゃんは
後ろから飛んでいました。
時たま龍空君が後ろをちらっと振り返り、
シエルちゃんを見てほっとしています。
 
シエルちゃんも視線を感じて龍空君をちらっと見ては顔をそむけて
どうしていいか分からないようです。
二人はそれぞれ顔を合わせられない様子で移動していました。
 
ゆにちゃんはまるで保父さんのように皆を引き連れていました。
こうして見ているとシエルちゃんは龍空君と空良ちゃんと
同じ時期に生まれていますが
森で生活した事やゆにちゃん達との経験で
小学低学年くらいに成長しています。
でもまだ地上に降りてきたばかりの龍空君と空良ちゃんは
3~4歳位の赤ちゃん体形です。
 
まだまだ甘えん坊したいお年頃なんですね(*^-^*)
買い物から帰って少ししてからゆにちゃんは
外で色々したくてうずうずして来たらしく
「拙者が楽しく遊びつつ、訓練にもなる方法を皆に伝授するでござるよ。
そうすれば拙者がいなくとも楽しく訓練が出来るでござる。
それにシエルちゃんと龍空君達を
仲良くさせてみるでござる。それがしの手腕の見せ所でござるなぁ」
と笑いながら皆を引き連れて出かけて行きました。
(なんだか拙者になったり、それがしになったりコロコロ変わって
いて面白いですね(*^^*))
 
「ゆにちゃんお願いね!」って全てゆにちゃんに任せました。
ゆにちゃん頼りになりますね(*^-^*)
今頃雷も練習しているかも知れません。
 
紅ちゃんのボール遊びのイメージも可愛いですね~(*´▽`*)
紅ちゃんが楽しんでくれているなら良かったです!
 
話を変えますが深夜14時頃、悪夢を見て目が覚めました。
霊の話をするとどうもそう言った夢を見やすいですね。
ゆにちゃんに寝ぼけながら何か聞いたんですが何を聞いたか
何の夢だったか全然覚えていません。
男の霊の夢だったのは分かります。
ゆにちゃんが「ふむぅ」というので寝ぼけながら私も「ふむぅ」と
返していました(笑)
癖が移ってますね~そこだけ印象的でした。
龍宇様も考え事の時に「ふむ」と言うので余計印象深いんだと思います。
 
結界師懐かしいですね~
見たことは無いですがコマーシャルで何度もやっていたのを思い出しました。
一度いつか漫画で読んだり、アニメで見たいと思っていましたが
結局見るタイミングを逃してしまいました。
 
その後夜に連絡した内容です。
 
Aさんへ、こんばんは!
お夕食で待っていらっしゃると思いますので先にご報告しますね。
ゆにちゃんとシエルちゃんは無事Aさんのお家に帰りました!
お泊りに来て頂きましてありがとうございましたm(__)m
シエルちゃんはえのきを楽しみに帰っていきました。
でもちょっと難しい状況です(>_<)
結果を言いますとシエルちゃんと龍空君は仲良くなれませんでした。
 
もう少し時間がかかりそうです。
ゆにちゃんは奮闘してくれたんですが・・・
 
それでは何があったかお伝えしますね。
 
 
ゆにちゃんは夕方まで皆の子守兼雷の練習に出かけていました。
夕方になってゆにちゃんの声が聞こえてきました。
「困ったでござる。全然仲良くなってくれないでござるよ」
ゆにちゃんの話では川原まで移動してから
シエルちゃんと龍空君を仲良くさせようと遊びを混ぜて交流させて
みる事にしたそうです。
 
何がしたいかを聞くと龍空君が「雷の練習をしたいっ!」と言いました。
ゆにちゃんも願っていた事なので
勢いよく「ではっ、雷を作るでござるよっ!」
と二人で盛り上がっていました。
 
でもシエルちゃんは雷の練習をすると話した途端に距離を置いて
離れていってしまいました。
その後は空良ちゃんと仲良くなって何か色々話していました。
ゆにちゃんは気になったものの
龍空君が雷の練習をとってもしたがっていたのを知っていたし
自分でもずっとやりたかったことなので
少しの間だけ雷の練習を龍空君とする事にしました。
 
龍空君は意外な提案をしながらゆにちゃんの雷の作り方の
手助けをしてくれるので
二人で雷を作り出す練習にその内ゆにちゃんは夢中になってしまいました。
 
ゆにちゃんが熱心に練習していると時間はあっという間に過ぎてしまい、
はっと気が付いて
これではいけないと急いでシエルちゃんに
「シエルちゃん、空良ちゃんと仲良くなれたでござるか。
それは良かったでござるよ!
次は龍空君と仲良くなるのに少し話してみるといいでござる」と
声をかけました。
でもシエルちゃんはぷいっとしています。
ゆにちゃんはいつものシエルちゃんらしくないなと感じました。
 
いつものシエルちゃんだったらショックな事はあってもこんなに
いつまでも怒っていないからです。
それにもっと何か言いたい事を言って来るのに
今回は一言も話そうとしません。
 
ゆにちゃんはシエルちゃんと二人で前もって話したかったのですが
龍空君と空良ちゃんがゆにちゃんにべったりで
離れてくれなかったため、
シエルちゃんと話す隙がありませんでした。
シエルちゃんも朝まで帰ってこなかったりと
二人になっている時間はほとんど無かったのです。
 
でも空良ちゃんの説明した龍空君の思いをちゃんと
シエルちゃんは聞いていて、
あんまり細かい事は分からなかったにしても
悪気は無いという事は理解できたんでは無いかと思っていました。
だから朝シエルちゃんが買い物について来た時は
まだ素直になれないんだとそう考えていました。
 
夕方になりシエルちゃんの態度に
龍空君はゆにちゃんにしがみついてシエルちゃんを見ながら
不安そうな顔をしています。
 
空良ちゃんは川原で龍空君の話題を出しづらくて
紅ちゃんとお茶会の話をしていました。
シエルちゃんが「僕も一緒に参加したいっ!」と
楽しそうに言っていたので
お茶会をする時の事を考えたら嬉しくてどんなお茶会かを
色々話し合っていました。
あんなに楽しそうに話していたのに
龍空君とは話す素振りを見せないので
悲しそうな顔をしていました。
 
龍空君の不安そうな顔と空良ちゃんの悲しそうな顔を
見ながら
ゆにちゃんは龍空君に対するシエルちゃんの
態度に眉をひそめて心配していました。
 
龍空君や空良ちゃんの前では話しづらいかと思い
二人だけになろうと
「龍空君、空良ちゃん。拙者はシエルちゃんと話がしたいでござる。
少しだけ二人だけで話してくるでござるから、
龍空君と空良ちゃんはここで遊んでいて欲しいでござるよ」と
にっこりと笑いかけました。
不安にさせないようにちょっと話すだけだよ~と伝えたんです。
でも龍空君はいやいやと首を振りました。
ゆにちゃんに甘えていたらすっかり赤ちゃんかえりしてしまった
龍空君は離れるのが不安になっています。
 
シエルちゃんに「嫌い」と言ったのに
(嫌われてしまった)と思ったら
森の木さんに「嫌い」と言われた時は
何とも思わなかったのにすごく悲しくなってきました。
(優しいゆにお兄ちゃんがシエルちゃんと話して僕を嫌いに
なっちゃったらどうしようか)
そんな不安も感じ出してしまいました。
 
空良ちゃんはシエルちゃんと龍空君、ゆにお兄ちゃんを
それぞれ悲しげに見つめています。
それから下を向いてどうすべきかを真剣に考えてもう少し様子を
見る事にしました。
 
しがみついて離れてくれない龍空君にゆにちゃんは困ってしまいました。
これではシエルちゃんと話せません。
 
シエルちゃんはゆにお兄ちゃんがずっと自分と話してくれないで
龍空君ばかり構っているのでちょっとむっとしていました。
でもそれよりも森の木さん達にした事でシエルちゃんは怒っていたのです。
 
 
長くなってしまいましたのでここで今回は終了しますね。
この後は木さん達とシエルちゃんの事。シエルちゃんが
何を考えていたかを載せていきます。
楽しみにしていてくださいね(*^^*)