虹と太陽と

幻獣ブログです。龍神様や幻獣との関りを載せています

30.クラウとリュカ 14話 母の見た夢とその顛末と神様について

 

龍神様の雨と病院で母の見た夢

 

母が体調を崩して入院した日から毎日雨が降り、それは一週間続きました。(母の布団を干したい時だけうまい具合に晴れてくれました)


家族が体調を崩す時は必ずと言っていい程雨が降りました。

また数字の8をいつも以上にあちこちで見かけて、今回も龍神様が雨を降らして同時に数字で励まされているように感じました。

 

心配していたほど母の状態は悪く無くて、腸に関わる病気でしたが
手術の必要もないとの事で
一週間過ぎて母の体調も大分落ち着いて来たので安心して
家で夕食をとっていた時の事。
テーブルの背後の北東側の天井の端の方でビシッ、ビシッと
大きな家鳴りが響きました。
あんまり大きな音にぎょっとしてその音がした方を見上げると
同時にモカが天井に向かって吠えだしました。

家鳴りはその後しなくなったのですが、
その音を聞いてなんだか悪い予感がふと心をよぎりました。

 

翌日もモカは何かを目で追ったり、吠えていました。
モカが落ち着かないので気になって塩を交換してみました。


一体なんだろう?と思いながらも家を出て病院に行くと、
私の顔を見た途端に母が急に

  「ちょっと話したいことがあって・・・」
と言ってきました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや 
      ⦅来た途端に一体何だろう?見た感じは元気そうだけど・・・⦆

    昨日の家鳴りやモカの変な様子に嫌な予感がしていたので
    何か悪い事でもあったのかと身構えてしまいました。

母は
 「私・・昨日の夜だけど・・・多分、三途の川を見たんだと
  思うわ」

と言って来てぎょっとしました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
 「えっ?!それってどういう事?
   大分体調良くなってきてたんだよね?なんでそんな夢見たの?   
   どんな夢だったの?」

と矢継ぎ早に質問すると、母は
思い出すようにうつむき加減で言葉を
選びながら話しだしました。

「状態が良くなったので点滴からおかゆに変わったの。
食事を食べた後すごく苦しくて吐いてしまって、
看護婦さん達がバタバタと動いて近づいて色々してくれているのを
頭の片隅で感じながらそのまま意識が遠のいて・・・夢を見たのよ」

 f:id:R_MIYA:20200813233751j:plain
 「川岸に白い杖を持った白い衣の老婆がいたの。
  老婆は私に背を向けてブツブツと何かをつぶやいて
  誰かと話していたわ。

  老婆の前には石が積み上げられていて、
  それがいくつも並んでいたの
  誰と話しているのかと周りを見てみると
  川の反対側にいる知らないお爺さんと大声を出さずに
  会話しているようだったわ。
  そのお爺さんも白い衣を着ていたわ。
  川の反対側は離れていて静かに話しているのに
  何故か相手に声が届いていて
「私はこの人を連れて渡ればいいんだね」
そう確認している声が聞こえたの。

 川向こうのお爺さんはそれにうなずいて笑っていたわ。
それを見たお婆さんも分かったと言うようにうなずいていたの。
お婆さんは私がその場にいる事に気づいていたのだと
思うけど後ろを振り返らなかったわ。

「この人」って私の事なのかな?と周囲をもう一度見て、
他には誰もいなかったので私の事なんだと
ぼんやりと思ったの。
その後、目が覚めたのでほっとしたのよね」

 話を聞きながら母の夢のイメージが頭に浮かんで
そのお婆さんの背中が少し曲がった姿や

小石がいくつも積み上げられている様子。
川の反対側のお爺さんのニコニコと笑う顔が見えたので
余計リアルに感じてぞっと寒気がしていました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      ⦅どういう事?
      三途の川が見えるほど重大な病気でも無かったのに
      なんで?⦆
     意外な夢に何が起きているのか混乱しながらも母に
     聞いてみました。
      「三途の川って・・怖い夢だね・・・
      そんな夢なんで見たのかな?
      そのお爺さんもお婆さんも見た事無いの?
      家のご先祖様達とかでは無いのかな?」

そう聞くと母は

  「その人たちを見た事は無いわ。
        それに何となく家のご先祖様では無いと分かるわ。
        もっと怖い感じだったから」

と言います。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「う~ん。ご先祖様では無いとなると・・・
       何だろうね?」

     ⦅でも・・私も何となくご先祖様では無い気が
      するわ。
      さっき見たイメージは寒気がするもの。
      一体・・・何が起きているの?
      そういえば・・お母さんが 夢を見たのって、
       夕食を食べた後って事は・・
      多分ちょうど家で家鳴りのあった時間だわ!⦆
   「今気が付いたけど、私も同じ位の時間に家で
    家鳴りを聞いたの。
    モカもすごく吠えていてなんだろう?って
    嫌な予感がしてたんだけど、夢と何か関りが
    あるのかも。
    一体何が来ていたのかな・・・
    夢で見たのはそれだけ?
    他には何か変な夢は見ていない?」
 そう確認したところ、

 「それ以外の夢は覚えていないけどいつも
    寝ている時に、そばに何かの動物がいる感じが
     あったり、眠っていると肩を叩かれて起こされ
    るんだけど、起きても誰もいない事とか、
    後は耳元で色々な声で何か言っている声が
    聞こえて寝ていても落ち着かないのよ」
    
と言います。
その話を聞いて、

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
   ⦅このまま何もせずに病院にお母さんを置いておくのは
   やばいかも!⦆

と焦りを感じました。

一体何が起きているのか考えても分かるはずもなく
母と顔を見合わせ、お互い不安になりながらも、
気持ちを落ち着けようと話を変える事にして
暇な時に読む本について話をしてみました。

そしてふと
⦅あれっ?これってタイミングが良すぎないかな?⦆と
気づきました。

入院するとは思ってもいなかった時に図書館で借りた本。
それが偶然にも母用に借りた本が病院を舞台にした小説2冊、
自分用に借りた本が東日本大震災の霊についての本だったという
事に。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅今まで霊に関わる本なんて怖くて借りられなかったのに
     このタイミングで母には病院に関係する話、自分には霊の本。

 そういえば波動を上げなさいと警告を受けたのが
   北海道の地震の後だったわ。
 警告した事の起こる時期がやって来た事を守護している方が
 同じキーワードを使って知らせてくれていたのかな?
 それとも無意識でこれから起こる事を感じていた?
 だとしたら、もしかしてまた図書館で本を借りれば何か
 解決の糸口が見えるとか?⦆
  

ほとんど直感のような物で本当に母の守りになる物が見つかるかは
半信半疑でした。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅お母さんは病気なので結界は今は作れない。
 モカもクラウもリュカもいない病院で守るのは
 何をしたらいいのか。
 龍神様はお父さんの家系の守護神だし、
 関りで雨は降らせて頂いても
 今はお父さんの事が落ち着いて離れて
    しまっているので
 お母さんの事でついていて頂くのは無理だろうなぁ。、
 でも・・・ホントに本が役立つのかな?
 う~ん本は近々探しに行くとして・・・
 まずは・・Kに電話して相談してみようかな⦆

Kの助言とクラウの落ち込み

家に帰ってから夜、Kに早速電話をしました。
元々Kとは滅多に連絡が出来ません。
最近では12月に会話していましたが、
その時点では霊力が無くなったと話していたので
(23.クラウとリュカ 11話 龍神様の夢の意味 参照)
今はどうなっているのか分からないながらも
霊感が親族で一番強いので何か助言になる言葉が
貰えないかと期待して連絡をすると、
緊急事態なのでKと上手く連絡が取れました。
聞くと霊感は完全に戻っているとの事で、
家の事情を説明すると、Kはその三途の川の二人の
老人は「」で
老婆は奪衣婆(だつえば)であり、
川の反対側にいたのが懸衣翁(けんえおう)
だと言われました。

 

母が弱ると
迎えにやってくるんので注意した方がいいとの事でした。
次に母が入院する前に見た朝方の夢の話になりました。
夢で犬の足音が聞こえた話をするとKが意外な答えをくれました。
その犬はモカの前に両親が飼っていてもう10年以上前に
亡くなっているルルだと。
 「ルルは悪霊に上手く騙されてお母さんに会いに行けると
喜んでやって来たんだ。何かははっきりわからないけど、
病気のタネのようなそういったものを
知らないで持たされてね
そして今は鬼が家にやってきているのでモカは吠えているんだ」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
  ⦅まさか以前飼っていたルルが利用されていたなんて・・
        でも・・・だから怖いと感じなかったのね・・ ⦆
意外な言葉にびっくりしてしまいながらも、同時に
妙に納得していました。
その上そんなに怖い存在が今、家にやって来ているのにも
驚きました。

 

 Kは最後に
 「手助けしたいけど今は無理で・・・」


なんでも将来親族や母が亡くなった後の為に動いているそうで
今のまま何もしないと地獄に連れていかれそうなんだとか。
 (どう動いているかは良く分かりませんでしたが・・
 父は龍神様が守って下さっているので心配ないのだそうです)


 「でも何かまた問題があったら連絡して欲しい。
 出来るだけ協力するよ」そう言って電話は切れました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅ルルがお母さんに会いたいという思いを利用したのか・・・
    ルルがその事を知ったらショックだろうな・・・⦆

  鬼の情報として名前を聞いていながら、何故か電話を
  切った途端にその事が頭から抜けていました。
  色々考える事が多くて名前の難しさもあって忘れて
  しまったのか、
  ただ三途の川の「」とだけ印象に残りました。

 

   「鬼」が関わっているって、想像すると怖い話だなと思いながら
 今回の事をどう思うかクラウにも確認してみました。 

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
     「クラウ、Kは鬼について話していたけど本当かなぁ?
     怖いんで信じたくないけど、 間違ってない気が
    するの。

      もし本当ならどうしたらいいと思う?
   あとルルの事とかも意外な話だったわ。
   クラウは何か気づいた事とかある?」

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「うん、そのようだね・・・
        僕の「退魔」でほとんどの鬼なら追い出せるけど、
        でもさすがに三途の川の鬼になると別格だ
        悪霊とは違い人間の生死に関わっている上位の鬼だ
        僕が手出し出来る部分では無いよ
        悪霊は三途の川の鬼と協力しているのかな・・・
       もしそうなら、 これも手出しが出来ないよ。
       どんどん巧妙に隠れるようになっていたから知恵を 
        貰っていたのかも知れないね。
  だからどうしたらいいか分からない・・・

    モカは家族を守るという思いで必死に吠えているけど・・・
       僕の手に負えないんだよ。自分の無力さを感じるよ・・・・」

  
    クラウは大分落ち込んでいました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
       ⦅そうなのね・・愚痴りたいと思ったけどクラウが
        余計に気にしてしまいそうだな・・・
  クラウも今回の事は手が出せないって事か・・
       これは困ったな・・・
  解決方法が本を借りるしか思いつかないって、
       私がレイキを受けて波動をあげてさえまだ足りない
    何かがあるのかも・・いざとなったら
    さよさんに追加で違う能力の付与を相談すべきなのかな・・・⦆

  「う~ん。でも、クラウのせいって言うよりは
  これは私の力不足って事だから気にする事ないよ。
     クラウがこんなに落ち込むなんて珍しいよね。
  ここは逆に私の方が落ち込んで慰めて貰うとこじゃない(笑)
       ?」

f:id:R_MIYA:20200305093448j:plainリュカ

 「うふふっ。みやさんに笑う余裕があるようで
   安心したわ。クラウが珍しく暗くなっているでしょう?
   みやさんまで暗くなってたら問題解決する気力が無くなりそうで
   心配だったの。

   でもクラウが暗くなる気持ちも分かるのよ。
   大切な人は絶対に守るって言うのがクラウのモットーですもの。
   それをみやさんのせいには出来ないんでしょうね」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
 「クラウは精いっぱい守ってくれてると思うよ。
   今回のルルの事はモカだって気づかなかったんだし。
    皆が傍にいてくれるだけでもすごく心強いんだよ。
    いつもならこういう時は率先して明るく励まして
    くれるのがクラウでしょう?
   いつものクラウらしくないよ。
   元気に皆をはげまして楽しませて欲しいな!」

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ
     「うん・・・うんっそうだね!
     僕とした事がちょっと暗くなってたね!
     よしっ。みやを励ます為にこれから歌うよっ!」

 と元気に歌を歌って暗くなっていた気持ちを明るくして
   くれました。

 「いつかは咲かす大輪の花 今は泥でも ひたすら胸に
    ・・・気づけばいつか見~える明日 どんな一歩でも
    無駄にはならない 大切な今 日~々の中で
   ただ胸張って『歩み』続けよう♪」
    
   クラウの歌に励まされながらリュカにも聞いてみました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

  「リュカは?何か気づいた事とかある?
        リュカが警告したり、監視していたのはこの事
        だったんじゃない?
       それとこの事を龍神様に相談して貰う事は出来ないかな?」

f:id:R_MIYA:20200305093448j:plainリュカ

 「えっ?!私から龍神様に相談を持ち掛けるなんて
    そんな事恐れ多いわっ💦

  ・・・でも・・数字の8で見守っているというメッセージは
       頂いているのだし、

      本当に危険なら龍神様から何かしらの別のメッセージが    
      届くはず。

   だからこの事は多分みやさんが乗り越えられる問題なんだと
     思うの。

  それと私が監視していたものが何かは私もよくわかっていない
     の。何となく何か危ない物が遠くからやって来るとしか・・・
     ともかく焦りがあってどうにかしなきゃって思いで監視
     してたのよ。半年の予知の期限の後に起きている事だから
     関係ないとは思えないから、今回の事かも知れないわね。
     でもはっきり分からなくて・・・
      実は一部だけ分かる事もあるけどそれも今は言えないのよ」   

     そう言いながら申し訳なさそうに私から目をそらしている
     様子でした。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

 ⦅相変わらずリュカは龍神様が苦手だな~。
    でもリュカの言う事も一理あるわね。
    忙しい龍神様をこの事で呼んでいいか分からないし、
    自分でどうにか解決しなきゃいけないよね。
    それにあんなに監視していたのに今回の事が
    違うなんて事あるかな・・?
    絶対今回の事だと思うんだけどな~
    関係ないとは思えないもの。
    うん!きっとそうだ!・・・・よね?
    う~ん分からないなぁ。
 まぁ今はともかくクラウの歌に元気を貰ったし
    頑張ってみるか!⦆

図書館で借りた本の中から見つけたもの

  一人で頑張ってみようと思ったものの母の夢やKの助言、
 分かった事を思い出す度に焦りが出てきて落ち着きませんでした。

 さよさんに能力を新たに付与して貰おうか相談していましたが、 
 返信を待っている少しの間さえ、いてもたってもいられないで 
 いました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅こうしている間にもお母さんが鬼に狙われてしまいそうで
     落ち着かない。どうにかしなきゃ!⦆

 用事をやりくりして直感を信じて早速図書館に
 向かってみました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅う~んどこを探したらいいかなぁ。
     前回借りた本も無意識で選んだんだし、
     手に取れば何か感じる物があるのかな?⦆

 本を探してうろうろしてみましたがどれがいいか
    全然分かりません。

    結局勘だよりで目についた本を数冊借りてみました。
    家に帰って1冊ずつ本を確認していましたがどれも
    役に立つような情報は感じられません。

   とうとう確認するのも最後の本となり、この本こそは!と
   期待を込めて1ページづつパラパラと目で追いかけて
   いきましたが、どのページにもこれだ!と思う物が出て来ません。
  

  やっぱり本では必要な物が見つからないのかなと
  諦めかけてがっかりしながら最後のページを見た時、
  意外な物が目に入りました。

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 ⦅えっ?これは!もしかしてこれが解決に役立つ品なんじゃ?
    きっと今必要なのはこれだわ!⦆

偶然手に取ったのは(自分の家をパワースポットに変える・・)
というタイトルの本だったのですがその最後に掲載されていたもの
それが観音様のお札でした。

念彼観音力)と言う名のお札で早速情報を調べてみると、
【呪いを跳ね返す浄化の作用のお札】とありました。

 

やはりこのお札が今必要な品なんだと改めて確信して
本のそのお札のページを開いて玄関に置いてみて少しの間
モカを観察してみました。

お札を置いて以降あんなに吠えて落ち着かなかった
モカが落ち着いています。

効果があるようなので札をコピーして同時に効果を出すのでは
と感じた(南無観世音菩薩)と書いた札と合わせて
家に飾ってみようと思いつきました。
本を改めて確認したらコピーでも効果は変わらないとあったので
早速コピーして玄関の目立たない所に飾って、同時に

母の病室の頭の上に置いていたバックにこっそり忍ばせて
(病室に堂々と飾る勇気は無いので)みました。

 病室にお札を置けて一安心したので、ルルの事を
ふと、母に伝えようと思いつきました。
でも、Kと話した細かい内容は母も悲しむだろうし
どこまで信じて貰えるか分からないので
ルルが来ていた事だけ伝える事にしました。
 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    「実はね。お母さんが入院する前に
   朝方、犬の足音が聞こえる夢を違う日に
   2度見たんだけど、
   Kに話したらそれはルルなんだって。
   ルル、家にやって来てたみたいだよ」

そう話すと母は昔の出来事を思い出したらしく、

 「ルルが生きている時に私が入院した事があって、
 その時ルルはとても私の事を心配してくれてたの。
 今回も、心配して来てくれたのかしら?」
と、懐かしそうに涙ぐんで話してくれました。

母のその言葉と様子に私も何だか泣きたくなりました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや   

⦅そういえばルルはとても優しい子だったなぁ。   
 今はもう悪霊から利用されてないと思いたいな・・・⦆    

その後母の病室を訪ねる度に変な夢を見ないか
確認していましたが 「最近は何の夢も見ないわ。
枕元にも何も来ないしぐっすり眠れているわよ」と
笑顔で話していてほっとしました。

母の退院前の夢

お札を置いて以降は気になる問題も起きず、
安心して過ごしていました。

母の退院間際のある日朝方夢を見ました。
夢の中で三途の川の反対側にいた白い衣の
お爺さんが出て来ました。

そのお爺さんに妖精がその小さな手でポットに
入ったミルクを勧めています。

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お爺さんはその勧めに飲もうかどうしようかと
迷っています。

私は夢に向かって⦅どうか飲んで!⦆と願っています。

妖精の誘いを断り切れず、
お爺さんはそのミルクを飲みました。

私は⦅やった!⦆と喜びのあまり夢の中で快哉
叫び、思わずガッツポーズをしていました。

お爺さんはミルクを飲んだとたん「うっ!」と
顔をしかめてトイレに駆け込みました。

トイレの中でお腹を下してうなっているお爺さん。

妖精がニコニコとやり切ったような様子で見ています。

 

もう一つ夢を見ました。

夢の中で今まで夢で拾ってきた犬達がどんどんと
集まって来ます。

犬の集合体は巨大化していきました。
その集合体をまとめているのは以前飼っていた犬の
ルルでした。

夢の中で(復讐の犬)という言葉が出て来ました。
巨大化した犬の集合体を見た悪霊の塊は猛スピードで
逃げ出しました。
それを(復讐の犬)と言う名の集合体がすごい勢いで
追いかけています。

二つの塊は凄いスピードで走っている為
周囲の景色がどんどんと変わっていきます。
道の両脇は時々崖のようになっていて道をずれると
落ちてしまいそうに危ない道です。
くねくねとした道を二つの塊とも器用に
走り抜けていきます。

少し先で道は右に曲がるようになっていました。
遠くに山が見えて悪霊はそこを目指して逃げている
ようでした。

悪霊の塊は道を右に曲がればそのまま
逃げ切ってしまうのだという事が何故か分かりました。

私はハラハラしながら(ああ~逃げちゃうっ)と
どうにか逃げるのを阻止出来ないかと思いながら
眺めています。

そこに1匹の猫がふいに悪霊の塊の目の前に
現れました。
猫はたった1匹でしたがその猫が足を
ひっかけるように動き、
急に出てきた猫の意外な行動に悪霊の塊は
ふいをつかれて足をもつれさせたかのように
一瞬逃げるのが止まりました。

すぐに向きを変えて右に曲がって
逃げようとしましたが
そこに追いついた(復讐の犬の集合体)に
かみつかれてとうとうやっつけられてしまいました。

その後(復讐の犬の集合体)はやっつけた黒い塊を
足元に踏みつけながら誇らしげに「わぉ~ん」と
吠えて喜んでいました。

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最後の「わぉ~ん」と喜んでいる吠え声は起きた後も残響のように耳に残ってその声が「やっつけたよ!」と
言っているように聞こえました。


朝起きて夢の意味を考えてみました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

 ⦅夢が二つ・・・思い出してみると色々な事が分かって来るわ。
   まず一つ目の夢は鬼を撃退する夢ね。
   そして三途の川のお爺さんを撃退した事で
  お父さんが生まれ変わる事が決まったって事がなんでだか分かる。    何となく夏より前には生まれ変わる事になるってイメージが
   来るな。

   それと・・・もう一つの夢、こっちは悪霊を撃退する夢ね。
   ルルが利用されて怒っていたので復讐したって事かしら?⦆

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

「うん。僕はみやの夢の細かい事は分からないけど
 ルルが喜んでいるってのは見えるよ。

自分のせいでみややお母さんを苦しめてしまったから
とても辛かったみたいだね。
なんでやっとその仕返しが出来て嬉しそうだ」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

 「ルルのせいじゃないのに。そうなんだ・・・
    辛い思いをさせてしまったのね・・・
    今は喜んでいるのならほっとしたわ」

 f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ
     「その姿を見ていると僕がやれなかった事を
      してくれた感謝も感じるし、色々嬉しくなってくるよ。
      僕も犬達と同じ思いでいるからね」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

      「クラウも気にしていたものね。
       ホントに良かった~

   そういえば、ルル以外にも犬や猫のクロがいた
      みたいだけど皆、夢で拾って世話した子達だよね?」
   (22. クラウとリュカ 10話 犬を拾う夢とリュカの「浄化」参照) 

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「そうだよ。みやが夢の中で保護した子達はこの時の為に
        いてくれたんだ。
        なので悪霊を退治して意気揚々とどこかに行ってしまったよ。
        犬達はみやが困ればまた来てくれるかもしれないけど
        クロは今回恩返ししたのでもう来ないよ」

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

 「そうなんだ・・・
    夢の中でクロだけはそこまで懐いてくれなかったからなぁ。
   でもいつか仮名では無くちゃんとした名前を
   つけさせてくれるって、以前のイメージではあったのに、
    去って行ってしまったのね・・」

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「クロも他の犬がいなければみやの傍に残ったかも
        しれないけどね。

  元々みやはモカを飼っていて犬との方が親和性が高いんだ。
       みやの家の周りには犬の霊以外にも猫の霊もたくさんいたのに
       猫を拾ったのはクロだけだったよね。

 

  きっと集合体で巨大化する犬だけではなく、
        別に足止め出来る存在としてクロは何か・・
        守護霊かもっと上位の存在に必要とされて
        今までとどまっていたのかな。

  それに癒されたお礼もしたのかったかも知れない。
        自分がいなくても大丈夫だと思ったので
        去る事にしたようだね。         
        ルルも犬達もクロも喜んで去っていったよ」

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
       「そうなんだ・・・
        ルルや他の子達にお礼を言いそびれたわ。
        ルルにも辛い思いさせてしまった分、
        話をしたかったな・・・」

 f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「ルル達にはみやの感謝は伝わっていると思うよ。
        逆に恩返し出来て喜んでいるみたいだから
        気にしないでいいんじゃないかな」

 

 お礼を言いそびれた事は残念でしたが
    やっと悪霊の問題から一時的にでも解決出来てほっとしました。

 この時ふと今回の(復讐の犬の集合体)に
    以前夢で最初に拾ったチョコだけがいなかったような気がして
    (何でいなかったのかな?)と変な違和感だけが残りました
     

夢についての考察と龍神様の話

   Kに母の退院が決まったので連絡をしたので、
  そのついでに夢の出来事について話をしてみました。

 

 お爺さんにミルクを飲ませた夢の話についてはKは
  「ミルクを飲んだのはみやのお父さんだね」と言い

 私が「あれは三途の川にいたお爺さんだ」と言い
   話が食い違いました。

 今までKと話してきて食い違いは初めてでした。

 「何でお爺さんがミルクを飲んだらお父さんが
     生まれ変わる事につながるのか」と聞かれて

 「妖精のミルクという良い存在なら栄養になるけど、
    悪い存在が飲んだら毒になって力が無くなるの。
    だから鬼のお爺さんは生まれ変わりを阻止できなくなって
    お父さんは生まれ変われる事になったのでは?」と
    降りて来るイメージで感じた事を話しました。

 

 Kはそれに対して

 「う~ん。違うと思う。お父さんがミルクを飲んだことで
  生まれ変わりが決まったんだ」と反論しました。

 

   ともかく妖精のミルクが生まれ変わりの元になった事は
   変わりないという事でその場は納得して
   次の夢の話になりました。

 

    復讐の犬の夢はKも似たような夢を見たそうですが
   細かい事を覚えていないと話していて興味深そうに
   聞いていました。

 

 Kは
   「これで一旦みやの家の方の悪霊は落ち着きそうだね。
   でもこっちは色々しないといけない事があるんで・・」
   とまだまだ問題が片付かないと話していました。

 

 次に龍神様の話になりました。
    龍神様が雨を降らせてくれた事を話をして
   この機会に龍神様の事を確認してみました。

 

 Kに一番最初に龍神様との繋がりを聞いた時びっくりしたのと
    聞く事が多すぎて結局一部の情報のみで聞きそびれて、

 

 さらには霊障の関係であんまり連絡を取り合う事を
    龍神様に禁じられているせいもあり、
   なかなか話が出来ないでいたのでちょうどいい機会だと
   思いました。

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「龍神様って何龍なんだっけ?」

 

そう聞くとKは逆に質問してきました。

  

  「みやは何だと思う?」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「私は白龍様だと思うけど・・・」

 
Kは面白そうにしていました。

  「へぇっみやはそう思うんだ~」

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「えっ?白龍様では無いの?違ってた?」

 

Kが言うには

  「龍神様は透明龍だよ別名光龍(金龍の変化した姿)だね。
       透明の龍なので見る人によって見え方が変化するんだ。
       虹色に見える時もあるよ。
       みやは白龍として見ていたんだね。
       それで龍神様はどういう性格の方に見えてるの?」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「若くて、穏やかな優しい方って感じかな~」

Kは

  「へぇ~そんな風に見えるんだ~
        自分には年よりで怖いし恐れ多く見えるよ」

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
      「えっ?そうなの?」

 

Kが言うには

  「透明龍は鏡のような存在だからね。
        怖いと感じる人には怖く見えて、優しいと感じる人には
        優しく見える
        だから優しいと感じる気持ちを変えないように
        した方がいいよ。         
        もし怖いと一度でも思えばそれからは
        怖い存在として見えるようになってしまうから」

との事でした。

f:id:R_MIYA:20210103181617j:plain

 

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

  「へぇ~そうなんだ・・・」

 ⦅だからクラウとリュカの態度があんなに違うのか~⦆

 

その後、人それぞれで見える龍の色が変わるという話になりました。私から見たら私の傍にいるのが「白龍」に見えたように、
KからはKの傍にいるのは「青龍」に見えるそうで、
逆に私の傍にいるのは「赤龍」に見えるのだとか。
後は私から見たら父の傍らにいるのは「黒龍」に見えると話をして、人によって見える色が変わるというのはとても興味深い話でした。 

なんでもイメージする色が示すエネルギーが
その人が必要な色だったり、その人を表す意味があるそうで
話すと長くなるからと
細かい事はまた機会があったら話をするという事で
それ以上は聞く事が出来ず、

 Kとはそれで電話が切れたので
気になって透明龍 別名光龍について早速調べてみても
透明龍の情報はその時は少ししか出て来ませんでした。
今はその情報が降りて来るタイミングでは無いのかなと
諦めました。

この記事を書くにあたりもう一度透明龍について調べてみました。
龍に対して以前以上に興味を持つ人が増えた為か
今回は少し情報が増えていましたので、裏話にまとめました。
特に黒龍と白龍についてはそうなんだ~と納得する内容でした。

 

母の退院と観音様の夢

 

3月半ば無事母が退院しました。
その後母の体調がなかなか戻らないで横になっていると
モカが必ず母の上に飛び乗って母の顔を舐めだします。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
     「モカっ。ダメだよ~お母さんは今眠っていたでしょっ。
     なんで舐めて起こしちゃうのかなっ」

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ
     「モカはお母さんを元気にしたいんだよ。
     舐めれば治るって思ってるんだ」

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    「そうかぁ。お母さんも笑いながらモカに舐められているし。
    私もつい笑ってしまうわ。
    そういう意味ではモカに皆元気を貰っているよね」

 

一つの難関を乗り越えた安心感と笑顔で皆で家で過ごせる事に
ほっとしていました。

 

2週間後母の体調が少し良くなったので、
気になっていた水回りを掃除しました。
トイレ掃除をしていらない物を捨て、お風呂は窓が無いので
湿気がこもりやすいので換気は気をつけているつもりでしたが、
排水溝が母が退院した途端に匂うという状態になっていて、
入院前の事を思い出し、お風呂の中を掃除しなおした後
もう徹底的に換気扇を1日中回したりして、
湿気がこもらないようにし、それから洗濯機の槽洗浄をしました。

母の入院後色々あった事で、今までより違う方法を色々試してみようと思い立ってクラウとリュカの1話目の記事を書いた時に読者さんに勧めて頂いていた”塩で体を洗う”を実践する事にしました。
バスタブに塩をいれたり、塩で体を洗う事は心身のバランスを整える効果もあるそうで、
母の体調を戻す為にもいいからと毎日塩で体を洗っていたのですが、
掃除したり塩で体を洗ったりしていた為か
夢に意外な方が来られました。

夢の中で私は何かの仲間と共に古びたビル内にいました。

すると爆発音がして、窓から外を見ると

遠くにある廃工場から火の手が上がっていました。

その廃工場の中には何者かに捕まっている、

夢の中の見知らぬ父親と、その傍には仲間か

敵か分からない人がいました。

それでビルの仲間達は大騒ぎになって、様子を見に行こうと

話していましたが、私はショックを受けて心配でどうしていいか

分からず泣いてしまいました。

涙が止まらずずっと泣いていると、仲間の女性が肩に手をかけ慰めて

くれました。「私も同じよ。気持ちは良く分かるわ」そう言って

肩に手を置いて慰めたまま、階段を一緒に降り、

また一緒に昇りました。

夢はそこで終わりました。

とても穏やかな優しい女性の夢。

起きた後もその余韻で不安な夢の筈なのに

とても安らいでいて何だか幸せな気持ちでした。

クラウに聞くと

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「観音様が来て慰めてくれたんだよ。
          龍神様と同じでその存在感がすごいので僕にも分かったよ。
         今回夢に来て頂けたのはみやの波動が 上がっていたからって
         事もあるね。だから声も聞こえたんだ。
         でも正確には来られたのは観音様を宿した守護霊様だね」
           

と、予想外の言葉が返って来ました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
     「・・・えっ?ホントに?龍神様ではなくて?
     なぜ観音様が来て下さったの?」

とびっくりして聞くと

  f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

   「龍神様は男の方だよ。出てきたのは女性だったよね。
       お札飾っているんだし、気にしてくれてるんだよ。」

との事でした。

 f:id:R_MIYA:20200305093448j:plainリュカ

  「夢の中で涙を流していたでしょう?
       あれは浄化の一つね。涙を流した事で何かが浄化されたのよ」

とこれまた意外な言葉を告げられました。
観音様が来られるなど、二人の言葉でもまだ信じられなくて、
時間をおいて、気持ちに余裕の出来た時に改めてクラウとリュカに
聞いてみました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

 「今回観音様は来られた時クラウかリュカに何か話されたの?」

f:id:R_MIYA:20200118143732p:plainクラウ

  「何も話されてはいないよ。
     僕も観音様にこちらから話しかけるのは不敬なので
     話しかけてはいないよ」

 f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや

  「そうなんだ。でも何で私を気にかけて下さったのかな?
        お札を飾る方はたくさんいるんじゃないかな?」

 f:id:R_MIYA:20200305093448j:plainリュカ

  「観音様が何を思われて来られたかを、想像では言えないわ。
        偉大な方の事ですもの失礼な事は出来ないの。」

   という事でした。
   結局どうして来ていただけたかは分からなかったの
   ですが、そんな時たまたまネットでこんな言葉を見つけました。

 

 『他人や家族の為に働こうと努力している
    人には、観音様の方から勝手に
 寄って来られます。
 どこから観音様が来られるのかと言いますと、
 私たちの心の内面世界から来られます。
 別に観音信仰をしていなくても、
    観音様は助けてくれます』

f:id:R_MIYA:20210117180916j:plain

この時はこの事が一番の理由なんだろうなと思いました。 

観音様の夢を見た数日後
母を起こしに行くと、母が既に起きていて静かに泣いていました。
びっくりして声をかけました。

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
     「お母さん!どうしたの?」

聞いてみると朝起きたら急に片目がよく見えなくなっていると
言います。

 

 「よく見えないのよ。これからどうしたらいいのかしら?」
ショックで泣いている母を慰めながら

f:id:R_MIYA:20191025150338j:plainみや
    ⦅観音様に励まして慰めて頂けたせいか
     頭の片隅で心配しないで
     大丈夫だって分かるわ。
     きっとどうにかなるわ・・大丈夫よ⦆と
心の中で呟いていました。


まだまだ問題は山積みで気持ちが暗くなる時もありますが色んな方々に助けて頂いている事は

何があっても乗り越えられると前を向いていくのに
とても勇気を貰えました。

そして観音様に来ていただいたことにも
とても感謝しました。

 

 

※まだまだ分かった事は色々あってもう一章載せる予定でしたが、あまりに情報量が多くなりすぎてしまうので一度ここで切りました。
近い内にまた更新しますね。