能力についての会話 補足 『退魔』について
能力について今まで経験してきた事をクラウを通じて補足して
貰いました。
クラウ
「今回は悪霊をどう撃退しているか、
もう少し細かく説明しようかな」
みや
「うん、お願いね」
クラウ
「僕の『退魔』でみやの家に召喚された時は
全ての悪霊は一気に追い出せた」
みや
「うん、そうだったね」
クラウ
「その後みやの能力が低いので、
出来る事が限られてしまうようになった。
まず悪霊は放っておくとまた戻ってくるので、
今は4段階で守護してる感じだね」
みや
「4段階なんだ・・・」
クラウ
「そうだね。まずお母さんの結界。でもこれはとても
弱い、だから悪霊が活性化する季節は毎回突破される」
みや
「うん・・毎回体調を崩すから心配だわ」
クラウ
「次に僕の『退魔』これは僕がみやの中で能力が
制限されているせいで全ての悪霊を追い出せない
ので、僕の目に見えるはっきりした大きい物しか
追い出せない。
なのでとても小さいのや悪意なく迷っているだけの霊
では網の目の隙間を通るように、もれてしまう物も
ある。あと僕が疲れてる時ももれたりする」
みや
「もれるのって小さな虫のようなのとか、
ただ寄って来ただけの動物霊とかだよね」
クラウ
「うん、そうだね。そういった小さい物は逆に季節に
関わりなく入ってきやすいんだけど、その辺りは
モカ が追い出してくれてる」
みや
「うん、そう言ってたね。
そうすると最後は龍神様の『浄化』?」
クラウ
「うん。そうだね。みやと家族が体調を崩す時、
特にお母さんが体調を崩すと龍神 様は浄化して
下さってるよ。
それだけ悪霊による影響が強いタイミングだって事だね」
みや
「それは・・嬉しいしとてもありがたいわ・・・
龍神様は忙しく動き回っていらっしゃるだろうに
どうやって気が付くのかな?」
クラウ
「恩寵持ってるリュカを通してたり、守護霊もいるので
何か起きるとすぐに伝わるんだよ」
みや
「そうなんだ。
でも今回のレイキで『退魔』はレベルUP
出来ないのかな?」
クラウ
「みやの能力では『退魔』はこれ以上は
レベルUPは厳しいね。
向き不向きがあるのは知っているよね?
みやにはこれ以上『退魔』の能力は上げられない
ようだね」
みや
⦅ああ、なんとなく分かるわ。
今回レベルUPしたのはきっと・・・
『浄化』と、『恩寵』を通して受け取る情報力の方かな⦆
「そうかぁ、無理なのね・・・
でもいつか今の状態をもっとよく出来ると
いいけどなぁ」
クラウ
「龍神様も色んな方法を考えて下さっているから
いつか必ず今の流れを変えられるよ。僕たちもいる
んだからね!」
とクラウに励まされて元気を貰いました。