クラウとリュカの大きさ
(クラウとリュカの結婚 その3 リュカの謎の眠りとクラウの寂しさ)でクラウが話している事についての補足をしますね。
クラウは「小物が少しいるみたいだけど、僕には良く分からない程の小物なんで、モカだけで十分追い払える位のレベルだよ」と言っていましたがその辺りの事を詳しく聞いてみました。
クラウ
「僕からするとモカってアリ位の小ささなんだよ。
そのモカが追いかけている霊は同じような大きさだね。
だから余程注意しないと気づかないんだ。
人間は足元の一匹のアリを気にしないよね。
でもモカは僕の幻獣界の友人
(リルヴァルの幼獣で犬に似ている)
を思い出すんで、気になってはいるんだけどね」
リュカ
「そうね。私の場合はそう言った思い入れは無いんで、
小さすぎてどうしていいかも分からないわ」
みや
「へ~クラウ達って大きいんだね。そうすると人間はどの位の大きさに見えるの?」
クラウ
「人間界は何もかも小さく見えるよ。
人間は僕から見ると膝の高さ位かな」
リュカ
「そうね。最初に来た時は何もかも小さくて驚いたわ。
でも霊に関しては小さくても気をつけた方がいいわ。
その分色々な方法を使っているようだし」
クラウ
「そうなんだよね。
僕が真正面から撃退出来たらいいんだけど。
最近は龍神様の浄化の影響もあって
力も無くなって小さくなったけど、
その分巧妙に隠れているから見つけづらいんだよね。
それに悪意のある霊かどうかも見分けづらいしね。
モカはそういった存在を吠えて見つけてくれるし、
更に小物は撃退してくれるんで
モカには感謝と尊敬があるんだよね。
小さいのにすごいなって」
みや
「そうなんだ~モカ・・頑張って撃退してるんだね」
リュカ
「私は先ほど話したように小さすぎて、
モカに関してこれといった感情は無いけど、
それでもみやさんが大切にしている存在を
私も大切にしたいと思うわ」
みや
「リュカ・・二人ともありがとう」
リュカが来た当初、クラウの時とは違ってモカに全然興味を
示さなかったので、クラウとの喧嘩で余裕が無いのかなと
思っていたらそんな風に見えていたとは。
クラウもリュカも幻獣って心も広くて優しいのかな。
そう思わせる会話でした。
ちなみにさよさんに幻獣界での幻獣の大きさを聞いたところ
「幻獣のサイズは本当に様々です。
とても大きい者もいれば肩に乗るくらい小さい子もいますよ」
との事でした。