虹と太陽と

幻獣ブログです。龍神様や幻獣との関りを載せています

お財布の精霊サイちゃん 番外編3 たいちゃんの一大事

 


マチさんが来た日の午後、
たいちゃんを抱っこしていたマチさんが話しかけてこられました。
「みやさん、たいちゃんなんだけど・・
この子陽気が多すぎて自分で辛いようなの。
まだ自分でセーブするのが出来ないのにそれでもここにいると、
(小龍ちゃん達の陽気がたくさんあるので)
パワーが体内にたまっていってしまうようなのよ。
 
だから影龍の三日月ちゃんの側にいると落ち着けるので
いつも三日月ちゃんを恋しがるのね・・
このままでは赤ん坊にはきつすぎるわ。
早急に方法を考えてあげないといけないわ」とのことでした。
 
あやや様が綺羅星ちゃんの方が合うというのが正しかったのかも(><)
(実はあやや様からは綺羅星ちゃんがたいちゃんに合うとの
意見がありました)
 
マチさんの腕の中は居心地はとてもいいようでたいちゃんはよく寝ています。
でもマチさんだけではパワーを抑えられないようなので
少し陽気をどこかで発散しないといけないかと。
Aさんの所の三日月ちゃんの所に時たま連れて行くことなど
その後の発散方法を検討する事になりました。
 
子守はマチさんに決めていますので
綺羅星ちゃんにお手伝いを
お願いするのも今更で申し訳ないのですが
あやや様に相談してみる事にしました。
 
その時に天照大御神様が加護を下さる話をしていた事を
思い出したのでその話も一緒にお伝えしました。
 
あやや様からは
たいさんの『陽気が強すぎる件』について受信できたことがあるので
お話します。
たいさんはこれまでお話くださった通り強烈な陽気の持ち主のようで、
マチさんもどちらかといえば陽寄りの性質のため、
多すぎる陽気を発散させるというケアはやりにくいようです。
 
一方綺羅星ちゃんは強い陰性の持ち主で、
多すぎる陽気を引き取って発散させるのは向いているらしいんです。
それで綺羅星ちゃんからの提案がありました。
子守自体は引き続きマチさんにお願いするのはもちろんなのですが、
辛そうにしていたら綺羅星ちゃんが陽気を発散するお手伝いをするので
いつでも呼んでほしい、とのことでした。
 
それ以外にも手伝えることがあれば協力すると言っています。
三日月さんの方も手伝いが必要な状況になったら行くので
声を掛けてほしいとのことです。
また、仰る通り、
天照大御神様がご加護をくださればコントロールしやすくなるだろう
とのことです。
 
と頂きました。
やはり天照大御神様の所に参拝する必要があったようです。
 
その夜
寝ていた、たいちゃんが起きたので
体の方は大丈夫か聞いてみました。
「僕つらいの~」とぐずっています。
昨日三日月ちゃんと離れて1日経っているのできついようです。
 
どんどん辛くなっているようなので早急に
手を打たないといけないと焦りました。
それであやや様に急ではありますが綺羅星ちゃんに
来てもらうようにお願いをしました。
 
あやや様からの返信で、
 
綺羅星ちゃんは強い陰、リゲルさんも陰寄りの性質であるので、
マチさんの陽の気にみや様のところの小龍さんたちも親和性を
覚えたのかもしれないです。
…と想像で書いたら、
 
リゲルさんから「陽の風であるのが大きい。
風の爽やかな気を体現するような性質だから小龍たちを惹きつけたのだろう」というような訂正が入りました。サイちゃんが懐いて癒されるのも陽側の存在であることが大きいようです。
 
 
なお、リゲルさんは三日月さんに「おじさん」と呼ばれたそうですが、
実際に人間の成熟度に当てはめるならおじさんと呼べる年頃であるそうです。おじさんと呼んでくれて構わない(もちろん他の呼び方でもOK)そうです。異世界の存在であるために地球の基準で何歳とは言えず、そもそも寿命もないらしいので人間の尺度にはめるのは違うかもしれませんが…。
 
 
それと更に3人、必要なら手伝いたいと申し出てきた人がいます。
一人目は仙女の柳華(りゅうか)さんです。
この方はこちらの世界に迷い込んで新発田市鬼子母神様のお寺に保護され、猫妖精のマキさんの協力で元の世界に帰った異世界人なのですが、今度は迷い込むのではなく自分の意志でこちら側に来た(準備してきたため元の世界との行き来は自由)らしいです。
自然エネルギーを調律するのが得意で霊的存在のための薬も作れるので、たいさんも三日月さんも(もちろん他の家の小龍さんたちでも)、苦しい時や、特に不調がなくても異世界の話を聞きたい時などにいつでも呼んで欲しいそうです。
…すみません、ここまで書いたときにたいちゃんのSOSのメッセージが届きました。
綺羅星ちゃんは今すぐ行くと言っています。と同時に出発しました。
先にこれだけお伝えして、二人目以降の紹介はこの後で書き込みますね。