《足るを知る》とは
《足るを知る》老子の言葉
全文は
人を知る者は智、自ら知る者は明(めい)なり。
人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。
足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。
その所を失わざる者は久し。死して而(しか)も亡びざる者は
寿(いのちなが)し。
『現代語訳』
他人を理解する事は普通の知恵のはたらきであるが、
自分自身を理解する事はさらに
優れた明らかな知恵のはたらきである。
他人に勝つには力が必要だが、
自分自身に打ち勝つには本当の強さが必要だ。
満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、
努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。
自分本来のあり方を忘れないのが長続きをするコツである。
死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を
受け入れる事が本当の長生きである。
《足るを知る》だけの意味だと
満足することを知っている者は貧しくても幸せであり、
満足することを知らない者はたとえ金持ちでも不幸である
ないものねだりをするよりも、
今与えられていることに感謝の気持ちを持つ事だそうです。
それで更に調べていたら京都の龍安寺にある
「知足の蹲踞(つくばい)」に
《吾唯足るを知る》と彫られているとあり、
ここの天井絵が龍神様で龍が関わっているので
その繋がりでリュカは知っていたのかもしれません。
こうして調べてみると