虹と太陽と

幻獣ブログです。龍神様や幻獣との関りを載せています

シエルちゃんとゆにちゃんと紅ちゃん⑦ 新しく来た黒龍ちゃんと白龍ちゃん

最初に指定していた時間には私の準備が整わないので
龍宇様にも小龍ちゃん達にも待ってもらいました。
時間を大分過ぎて
「お待たせしてすいません。もう大丈夫です!」と声をかけました。
 
龍宇様は
「ああ私は大丈夫だよ」と言いましたが
黒龍ちゃんが「やっとなの?待ちくたびれちゃったよ」と言い
白龍ちゃんが「やっと来たの~眠くなっちゃった」と
目をこすっています。
龍宇様に促されて歩き出した二人ですが
黒龍ちゃんはきびきびと前を歩いてていますが
白龍ちゃんはのんびり後ろを歩いています。
 
黒龍ちゃんが「早く行こうよ」と一旦戻って来て白龍ちゃんの
背中を押して歩きだしました。
龍宇様が扉を開けると黒龍ちゃん、白龍ちゃんの順に降りて
玄関に向かって歩いて来ました。
 
「玄関開いているから入って来て~、これからよろしくね!」と
声をかけると
黒龍ちゃんは
「ここなの?ここ・・・僕・・どこから整理したらいいんだろう??」
白龍ちゃんは
「僕の寝る場所はどこにあるの?」と聞いてきました。
白龍ちゃんはその後母のベッドを見つけるとさっさと寝てしまいました。
緑龍ちゃんみたいな子だと思いました。
 
黒龍ちゃんは真剣に悩んでいます
「どこから手をつけようか・・・みやちゃんっ!
明日は大掃除するからねっ。
僕は綺麗にしたいのっ、整理していらない物はとことん
捨てるからっ、荷物多すぎっ。どんどん捨ててすっきりしようねっ。
こんなんじゃ鬼も寄って来ちゃうよっ」
そう言った後胡坐をかいて座ったままずっと整理方法に悩んでいます。
 
最近忙しさにかまけて整理が少し乱雑になっていましたので
ツッコミがきついです(;^_^A
白龍ちゃんはずっと寝ていて黒龍ちゃんはずっと悩んでいました。
 
夕方に起き出して来た白龍ちゃんは
「みやちゃん、僕一度綿あめ食べてみたいの!
雲みたいでふわふわなんでしょ?
今度食べさせてね!」と急に言って来ました。
黒龍ちゃんは
「僕今はそれどころじゃないの。
食べ物は食べてみて好きなのを探すね」と
言ってまだ悩んでいます。
 
白龍ちゃんがまた意外な事を話しだしました。
「みやちゃん、あのね、紅ちゃんは反抗期なの」
「えっ?反抗期?誰に??」
「龍宇お父さんにだよ。
紅ちゃんがここに来て居心地が悪いって言ったのはね。
お父さんに見張られている気がして落ち着かなかったの。
でもお父さんの腕の中にいて赤ちゃんに
帰った安らぎも感じていたから反発していたんだよ」
 
「ゆにちゃんが最初に来た時にも落ち着くけど
やっぱりいたくないって言って森に行ったよね。
次の時もその次もここに来ると森に行くのは
紅ちゃんと同じなの。
 
赤ちゃんに戻って甘えたいけどそんなのもう
赤ちゃんじゃないから出来ないし、見られていて落ち着かないから
揃って森に逃げてたんだよ。
でもそう言いたくないから紅ちゃんはみやちゃんのせいにしたの。
ゆにちゃんはかっこつけてたよね」
 
「でもシエルちゃんは違うよね?」
「だってシエルちゃんは龍宇お父さんとは一緒に
お空散歩した事無いもの。
おじさんって思っているからえのきに集中しているし
全然気にしないんだよ」
 
「だったら白龍ちゃんも、黒龍ちゃんも落ち着かないんじゃないの?」
「なんで?僕は今日まで龍宇お父さんと一緒にいたから全然平気だよ。
紅ちゃんやゆにちゃんのようには思ってないの」
「でもそうしたらセイ(紅)ちゃんはどうだったのかな?」
 
「セイお兄ちゃんは龍宇お父さんが守護の時は
ここにはもういなかったし、
そういうの気にしない性格だからいても大丈夫だったと思うよ」
そう言うと
「今日は僕みやちゃんのお母さんのベッドでお母さんと寝るね。
きっとお母さんはゆっくり眠れると思うよ」と
話してベッドで寝てしまいました。
白龍ちゃんは何も話していないのに私の頭の中から情報を整理して
結論を導き出したようです。
 
黒龍ちゃんは
「パソコンの情報の整理を優先したい?ダメダメっ。
それよりもお家を整頓して気持ちがすっきりした方が仕事に集中出来るから
まずは大掃除だよっ。明日は一日それにあけておいてねっ」
黒龍ちゃんは口うるさいお母さんのようだと思いました(>_<)
 
シエルちゃんは自分の仲間が来るので私に声をかけて来ました。
「お家にえのき準備してね!
僕えのきを食べに帰る時にその子達に会いたいの」
「え~、えのき買ってないから、いつ買いに行くか分からないよ?」
「早く買ってねっ!買わないと僕二人に会えないからっ」と
えのきが無いと帰れないと言います。
ゆにちゃん、紅ちゃんも連れて会いに来ると
話していました。
 
 
※この話の中で出てきた子たちを少し補足しますね。
 
紅龍 龍星 リュウセイ 愛称セイ 一番最初に家に来た子
この話の時は事任八幡宮で緑龍のミエルちゃんの子守をしていました。
 
緑龍 シエル ウガヤフキアエズ様と市杵嶋姫様のエネルギーで
フキアエズ神社で生まれた子
白山ひめ様が連れてきたので龍宇様とのお空散歩の経験は無いです。
 
ここには登場しませんがミエルちゃんと言うのは
事任八幡宮にいる緑龍ちゃんです。
この子はウガヤフキアエズ様のエネルギーで生まれていますので
(細かい詳細は不明です)
シエルちゃんと兄弟のようなものです。